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天津理工大学

現地調査日:2008/04/09
最終更新日:2008/04/19



6.コメント

以下、06/12/08執筆
●他の理工系大学同様、名前は理工大学だが、文系学部も持ち、日本語を学ぶ学生も同じキャンパスにいる。

●この大学は留学生に対する中国語教育に力を入れている。具体的にはまず少人数クラスでの授業を実施していることが挙げられる。多くの中国大学人は1クラス15名程度をもって少人数クラスというが、いまや15名程度はごく標準的なレベルで、20人を超えるクラスを探す方が難しいのが現状である。その中でこの大学は1クラス10人以下を実現させている。

●この少人数制を活かして宿題のチェック、添削などをこまめに行っている。教員スタッフは他にも授業開始の30分前には教員室で待機し、授業前の学生の質問に対応できるようにしている。

●また互習相手などを探している学生への中国人学生の紹介などにもこまめに対応している。

●こういった体制を反映してか、理工系大学としては極めて珍しく、留学生の9割以上が語言生となっている。評判を聞いてか、夏休みなどの短期留学生も非常に多く、語言生全体の半数を占める。マンツーマンコースの利用者も多い。

●カリキュラム面では選択科目が豊富でユニークなものが含まれている。特に商務漢語(レベルは中級)は天津市の大学で常設している大学はここだけで、貴重なものである。

●他にも篆刻や琵琶など他大学でほとんど見られないものもあり、京劇などは実際の舞台化粧までする。

以下、08/04/19加筆
●依然として少人数クラスが維持されている。

●学費、寮費とも天津では最も安い。寮に余裕がないため、個人申請での2人部屋1人占有には対応していないとのこと。


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